「どうする家康」最終回 死相・秀頼も壮絶最期「我が首を…」茶々は“返り血”ネット悲痛「瀬名と信康」

[ 2023年12月22日 11:15 ]

大河ドラマ「どうする家康」最終回(第48話)。豊臣秀頼(作間龍斗)は「余は最後まで、豊臣秀頼でありたい」――(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めたNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月17日、15分拡大で最終回(第48話)が放送され、完結した。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛けた大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描いた。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 最終回は「神の君へ」。徳川家康(松本潤)は豊臣との決戦に踏み切り、乱世を終える覚悟で自ら前線に立った。真田信繁(日向亘)らは家康の首をめがけて攻め込む。徳川優勢の中、千姫(原菜乃華)は茶々(北川景子)と豊臣秀頼(作間龍斗)の助命を訴えたものの、家康が下した決断は非情だった。翌年、江戸は活気に満ちあふれ、僧・南光坊天海(小栗旬)は家康の偉業を称え、乳母・福(のちの春日局)(寺島しのぶ)は竹千代(のちの徳川家光)に“神の君”の逸話を語る。そんな中、家康は突然の病に倒れ…という展開。

 徳川VS豊臣の最終決戦「大坂夏の陣」(慶長20年、1615年)、翌年(元和2年、1616年)の徳川家康の臨終が描かれた。

 大坂城の天守が燃える。秀頼たちは山里曲輪(茶室などが設けられた区域)へ。千姫の「殿、一緒に出ましょう」「千はただ、殿とともに生きていとうございます」に、秀頼は「お千、余は最後まで、豊臣秀頼でありたい」と別れを告げた。

 愛娘による助命嘆願も、徳川秀忠(森崎ウィン)が「将軍として命を下す。秀頼には、死を申しつける」と宣告した。

 燃え盛る大坂城。母の眼前、秀頼が自刃。「母上、我が首をもって、生きてくだされ」。大野治長(修理)(玉山鉄二)は絶叫し、介錯した。茶々は愛息の血を浴び「見事であった」――。

 第25話「はるかに遠い夢」(7月2日)、母・瀬名(有村架純)と“慈愛の国”を夢見たものの「七(七之助)、我が首を…しかと…信長に…届けよ。(大久保忠世に)わしが…徳川を守ったんじゃ!(服部半蔵に)信康は…見事…務めを果たしたと…父上に…」と自刃した松平信康(細田佳央太)が重なる。

 SNS上には「死相の出た秀頼と茶々の凄みが素晴らしかった」「秀頼役の役者さん。初時代劇とは思えない貫禄と佇まい」「この期に及んでそんなことができるわけもないのに、自分の首をもって生き延びてくれと、秀頼が最期に母の命を祈ったことが切ない」「茶々と秀頼。母が示した生きる道のため母子共に死ぬべき運命になるの、瀬名と信康のリフレインだったんだな」「信康を斬った服部半蔵を彷彿させる秀頼と治長」などの声が上がった。

 総集編(4章構成)は今月29日(後1・05~5・49)に放送される。

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