中居正広「“みんなやってる”ってなんですか?っていうね」 番組で大論争に 劇団ひとりの意見は…

[ 2023年12月2日 17:20 ]

中居正広
Photo By スポニチ

 タレントの中居正広(51)が番組MCを務めるテレビ朝日「中居正広のキャスターな会」(土曜正午)が2日に放送され、出演者たちがあることについて様々な意見を口にし、大論争に発展する場面があった。

 「話しておきたいな会」のコーナーで、各企業やショップなどで従業員の身だしなみについてルール緩和の動きがあることを取り上げた時だった。

 最初に意見を求められたジャーナリストの柳澤秀夫氏(70)は「僕は悪くないと思うんだけど、大切なのは見た時に不潔な感じがするっていうのはね、ちょっとどうなのかな」とした上で場所にもよるとし、寿司店の大将が金髪だったりアクセサリーを着用していたと仮定した場合は「ちょっと…」と“拒否反応”を見せた。

 だが、ここで「個人の自由だから。あんまりそんなこと言っちゃうと。人権もあるし」と、若者などから反論されることについて慌てて気にする素振りを見せた柳澤氏。劇団ひとり(46)に「イヤなんでしょ?金髪の大将」とツッコミを入れられると、「いやいやいや、そこはハッキリ言えないけど」と苦笑いした。

 ここで中居が「柳澤さんの個人の意見として言っていいんですよ。評価のために言わなくっていいですよ」と優しい声ながら真面目に制する場面もあり、ここから議論に発展した。

 髪色、アクセサリー、服装…。就業時の個性はどこまでオッケーなのか。タレントの朝日奈央(29)は「おしゃれをするのは凄く素敵だなと思いますけど、そのお店のテーマに合ったような感じだったらいいかな」とし、中居は「企業は企業でそれ、ルールがあると思うんだよね。ここまではやってほしいっていうのは」と推察した。

 社会学者の古市憲寿氏(38)は「自由でいいんじゃないですか」という意見。そもそも欧米では髪の色は様々であることから「制限しにくい」としたが、それでも「お寿司屋さんで爪が長いのはちょっとイヤですね。そこはまた別。衛生の話とおしゃれはちょっと違うんじゃないかな」と続けた。

 中居が、大衆的な飲食店ではオッケーでも高級店ではその格好は…ということもあると指摘すると、ひとりは「難しいですよね。それぞれが許容できる範囲が違うから。僕は良くても柳澤さんはダメってあるし、その逆もあるしね。凄く寛容なようで、案外その人たちに、それぞれに責任を負わしちゃってる感じもするんですよ。“これ”ってルールを決めちゃったほうが案外みんな楽じゃないですか」とも語った。

 「校則じゃないけど(ある程度)あったほうが…」という中居に「そのギリギリを個人個人が攻めていかなきゃいけないわけだから」とひとり。そして、中居は、仮に初対面の番組スタッフがTシャツ&短パン&ビーチサンダル姿で挨拶に来た場合は「あっ…多分(心が)通い合うことはないな」と感じるとも口にした。

 これに、ひとりが「中居さんは今そうやって正直に言ったけど、そう内心は思ってるけど、それを口に出さないで“いや、我々は寛容ですよ”って言ってるほうが実は悪質な感じがする」と意見を述べると、中居も「そうなのよね」とポツリ。「言って、ちゃんと向き合わないといけないんだけども」と続けた。

 さらに大の巨人ファンである中居は、他球団に移籍した選手が巨人を出た直後にヒゲを伸ばし始めるシーンをこれまでよく見てきたとし、そこから男性アナウンサーも長髪や金髪、ヒゲの人はいないという話に。これに島本真衣アナウンサー(39)がテレ朝にヒゲを伸ばしているアナウンサーは皆無だとしたうえで「やっぱり清潔感っていう言葉が第一にくるので」と説明すると、そもそも“ヒゲは不潔なのか?”などさらなる論争になった。

 「ヒゲ、イコール清潔感と真逆ですっていう捉え方ももうおかしくなってきてる?」と正解の分からない中居。ひとりは「だから本当に全然寛容的じゃないんでしょうね、我々、そう考えるとね」とし、中居は「40年、50年これで育ってきちゃってるから」「“寛容”って難しい」「“常識”ってなんですか?みたいな。“みんなやってる”ってなんですか?っていうね。難しいとこ」と悩ましげだった。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年12月2日のニュース