菅井竜也八段、13年目で初の挑決リーグ入り 第73期ALSOK杯王将戦2次予選

[ 2023年8月16日 19:08 ]

初の挑決リーグ入り入りを決めた菅井竜也八段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)2次予選は16日、東京都渋谷区の将棋会館で2組の決勝を行い、先手の菅井竜也八段(31)が広瀬章人八段(36)を167手で下し、初の挑戦者決定リーグ入りを決めた。

 振り飛車党の菅井は中飛車穴熊に組み、対する広瀬は居飛車穴熊の指向を見せる展開。中盤に広瀬が馬を切って勝負に出たが、自陣を大駒で固めた菅井が相手の攻めを途切れさせて勝利をつかんだ。

 自身2度目の2次予選決勝。5年前の前回は佐藤天彦名人(当時)に敗れリーグ入りを逃しただけに「すごいうれしいです。とにかく入るのが難しいリーグなので」と目尻を下げた。王将戦挑戦13年目での悲願達成の要因としては「1分将棋に入るのいやなので、3時間持ちの対局が苦手だった。今期は1分将棋に入ってもいいやという気持ちで臨めたのがよかったかもしれないです」と明かした。

 菅井は今期の予選突破リーグ入り第1号。他の2組決勝は稲葉陽八段(34)―佐々木勇気八段(28)戦が25日、渡辺明九段(39)―横山泰明七段(42)戦が30日に予定されている。

 羽生善治九段(52)、豊島将之九段(33)、永瀬拓矢王座(30)、近藤誠也七段(27)はリーグ戦から登場する。

 現在のタイトルホルダーは藤井聡太王将(21)=名人、竜王、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠=。

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