辛坊治郎氏 新型コロナ5類引き下げで誤解を解説「全額自己負担なわけがない」

[ 2023年3月2日 19:45 ]

辛坊治郎氏
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 キャスター辛坊治郎氏(66)が2日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、新型コロナウイルスの感染症法上の分類の変更をめぐる報道に違和感を口にした。

 政府は5月8日から、新型コロナの扱いを現在の2類から5類に引き下げる。これまで新型コロナの医療費は全額公費負担だったが、これにより国民にも負担が発生する。

 5類への移行について、辛坊氏は「最近見た世論調査で、若干反対の人の方が上回っていたりする」とコメント。「“5類移行で全額本人負担になります”みたいな報道が、見出し含め結構あるんですよ」と指摘し、「これ明らかな誤報というか意図的な誘導で、全額自己負担なはずないじゃないですか?」と訂正した。

 辛坊氏は「通常の病気(の扱い)になるわけだから。通常の病気ってどうなってるかというと、窓口では普通の人は3割負担で、7割は公費負担ですよ」とし、高齢者も「1割自己負担、9割公費負担という健康保険が適用になる。5類移行ってそういう意味ですから」と解説した。誤解を招くようなネットでの記述や報道に、辛坊氏は「かなり意図的に世論が誘導されているなって感覚を私は持っている」と指摘し、「気をつけた方がいいですよ、この手の誘導は」とリスナーに呼びかけた。

 また辛坊氏は、新型コロナをめぐる利権じみた裏事情にも言及。「コロナって異常なことになってて、一切合切が公費負担なだけじゃなくて、コロナの疑いで発熱外来に来ると、発熱外来で受診したというだけで、1人5000円くらいお金が出る」、「時期によって値段は違うんですが、コロナのベッドを一つ確保するだけで、1日当たり50万円前後のお金が病院に払われる」などと話した。

 「コロナによって病院がめっちゃもうかってたりする状況の中で、普通の医療に戻されちゃたまらないよねって最近、医療関係の人たちが大きな声を上げている」と、自身の見解を披露した辛坊氏。その上で、「事実に基づいてこうなります、ならいいんですけど、明らかに事実をねじ曲げる形で世論誘導するのはどうかな?と。最近の報道を見て、おいおいって感じを強烈に受ける」と、違和感をぬぐえない様子だった。

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