大空幸星氏 異次元の子化対策に「少子化対策担当大臣を置いたのは07年。25人の大臣がやっても…」

[ 2023年3月2日 11:36 ]

フジテレビ社屋
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 慶大を昨年卒業した、24時間無料でチャット相談できるNPO法人を運営する大空幸星氏が2日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にコメンテーターとして出演。岸田文雄首相が掲げる「異次元の少子化対策」について言及した。

 1日の参院予算委員会では、立憲民主党の辻元清美氏が子ども予算について「子ども関連予算の倍増の財源は?」と質問。岸田首相は「きめ細かな財源を考えていくのが重要。6月の経済財政運営の指針『骨太方針』に向け、子ども予算倍増に向けた大枠を示したい」と答弁し、「国債発行の考えは?」には「政府として具体的な予算の在りようについて申し上げていない」とした。また、辻元氏が「増税はしないと断言してほしい」と言うと、「内容が決まっていない。具体的に申し上げる段階ではない」とした。

 大空氏は「僕は少子化対策と子育て支援というのは全く別の問題だと思っているんですね。これが一緒くたにされていることがまず問題だと思うんです」と指摘。そのうえで「子育て支援というのは少子化であろうがなかろうが本来、国がやるべきことなんです。それをやってこなかったということが問題があって、同時に少子化対策でいえば、もちろん僕は個人的には子どもの数っていうのは必要だと思うし、少子化っていう状況を改善しないといけないと思うけれども、少子化対策担当大臣を置いたのは2007年ですよ。2007年に設置して16年経って25人の大臣がいたんです。それだけやってもできなかったわけですから、たった1週間とか2週間で、1回2回の国会でどうにかなるような問題じゃもうないんですね」とコメント。

 「だから日本全体の中で、社会の中で少子化対策やるんだみたいなね、幻想を掲げるよりもどうやって来る有事に備えていくのかと」と持論を展開。「もう人口は減っていくんです。介護の人口もいなくなる、労働人口も減る、その中でどう生き残っていくかというふうに議論とか、あらゆるコストを傾けていかないと、夢をいつまで追いかけていたって、僕は残念ながら悪化するだけなんじゃないかなとい思います」と自身の考えを述べた。

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