鈴鹿・カズ、格闘家の次男・孝太への親心を吐露「あしたにでも引退してほしい」 その理由とは

[ 2022年9月24日 14:37 ]

JFL鈴鹿の三浦知良
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 JFL鈴鹿ポイントゲッターズのFW三浦知良(55)が24日、MBSテレビの情報バラエティー「せやねん!」(関西ローカル、土曜前9・30)にVTR出演。プロボクシング元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏(41)と対談した。

 カズの次男で総合格闘家の三浦孝太(20=BRAVE)は昨年12月31日、RIZIN.33でプロデビュー。YUSHIと対戦し、1RサッカーボールキックでTKO勝ちした。

 カズは孝太が格闘家を志したきっかけについて、「僕がモハメド・アリとかタイソンとかが好きで、昔の映像を見てたりとか、ラスベガスに遊びに行った時にボクシング関係者と会って、孝太はまだ小さかったですけど付いてきて、そういうのが潜在的にあったのか…」。その上で「小学生とか中学生の頃からグローブを持ってきて、サンドバッグみたいなのもありました」と明かした。

 ここで長谷川から「殴られるのは見たくないですか?」と質問されて、カズは「年末のは見に行ったんですけど、あんまり見に行きたくないですね」とキッパリ。その理由について、「サッカーボールキックとか、ああいうのはやめてほしいですね。危ないし、殴られることもそうだけど、相手を蹴りにいけちゃう息子を怖いっていうふうに思ってしまう部分もちょっとあります」と正直な思いを口にした。

 ただ、格闘家になることに反対はしなかったという。「自分自身がブラジルに行く時、プロになりたいって言った時に、『プロになれるわけない』『行ったって無駄だ』ってほぼ全員が反対した中で、それでも行きました」と自身のプロデビュー前を回想。その上で「それを考えると自分が好きなことをやらせてあげないと、人生の中で何かあった時に人のせいにするんじゃないかなと。自分の人生を後悔させないためにも、自分に責任を持たせるために、自分が決めたことだったら精いっぱいやれってことですね」と説明した。

 それでも最後には「でも、あしたにでも引退してほしいですね」とポツリ。「立派に1試合やったからいいよ、っていう。これは親心です」と柔和な笑みを浮かべた。

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2022年9月24日のニュース