ノブコブ徳井 結成8年目には解散会議も 2度の危機乗り越え「吉村ってすごいんだな」と好転した言葉

[ 2022年7月19日 17:03 ]

平成ノブシコブシ・徳井健太

 「平成ノブシコブシ」の徳井健太(41)が18日深夜放送のABEMA「スピードワゴンの月曜The NIGHT」(月曜深夜0・00)にゲスト出演。相方・吉村崇(42)からの“すごい”と思わされた言葉を明かした。

 ノブコブは養成所の同期で「仲良かった時期もなく」コンビを組んだといい、これまでに2度、解散危機があったという。1つは結成5年目の時期だったそうで、徳井が寝坊して遅刻した時に、吉村から「もう解散だ!」と言われただったといい、「俺はやめたかったし、でも“やめよう!”とは言えなかったから、吉村が“やめよう!”っていうなら“分かった!”って」と回顧。正直、「これでようやくお笑い辞められる。ああ、明日から何やろうかな」と思っていたというが、吉村から「カッとなって解散しようって言っちゃった、ごめん。もう1回やろう」という謝罪の電話があり、「前向きじゃなかった」が、解散は回避したという。

 2度目の解散危機は結成8年目。「ちゃんと解散しよう」となり、マネジャーを含めて3人で解散について話し合いを行ったという。当時も徳井は「とにかく辞めたい、無理だ」と思っていたというが、マネジャーがその話し合いで、当時やっていたユニットライブのCMを持ち出し、「今、ラゴリスターズでCMやっているんで、違約金が出るんで無理です」としたそうで、徳井も吉村も「いいよ、いくら?」と譲らなかったもののの、マネジャーは「言えないです」と拒否したことで、そのまま、話し合いがお開きに。それで解散がうやむやになったといい、「今考えると嘘だと思うんです」とマネジャーの機転だったと推察した。

 これまで「芸人を続けている3本柱」だという吉村からの言葉があると徳井。1つは1年目に吉村が書いたネタのネタ合わせで上手くいかず、「ああ、俺が2人居ればよかったのにな」という言葉で、「まず殺意が生まれた」と苦笑。2つ目は結成8年目の解散会議の時に「お前の大喜利面白いと思ってるやつ、1人もいないからな」と言われた言葉。さらに、3つ目は、コンビ結成10年目までが出られるM―1での結果を残せず、制限のないキングオブコントへの出場を考えた時期だったといい、ライブで後輩芸人たちの前で「ボケもトークもツッコミもできないなら、お前何ができるんだ!」と罵倒されたこと。「僕が悪かったとはいえ、この3つは“絶対に復讐してやる!”って(という活力)」だったといい、「売れるなんて思わないし、吉村よりも面白いって思われたい(ってだけ)。芸人さんとかスタッフさんに“徳井さんって、吉村さんより面白いですね”って言われれば、それで満足。それでいいや!って思ってやっていた」とした。

 現在、コンビ結成23年目で、そんな徳井の気持ちを好転させた吉村の言葉もあったという。フジテレビ「はねるのトびら」にゲスト出演した後に言われた「今日さ、あんまりうまくいかなかったから分かるんだけど、途中で気持ち折れてたよね、それプロじゃないんじゃない?」という言葉だったという。はねるのメンバーとノブコブ、U字工事の対戦だったというが、徳井はうまくできず、熱がったりすることも「あまりやらなかった」という。そんな徳井に吉村が諭すように言ったそうで「それまでは吉村の言葉って全部感情的で、俺をムカつかせるためとかでもなくて、自分の意見を言いたくて言ってるんだなって感じだったけど、これに関しては俺を諭すように言って、めっちゃそうだなと思ったんです。醜くても熱々って転がり回って、ダサい、笑いの取り方でもするべきだったなって。それやるべきだったな、なるほど、吉村ってすごいんだなって思って」と回顧。それがきっかけで「吉村の言うことを認めるようになった。吉村に関する感覚が変わったと思います」と振り返った。

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