水嶋凜 母・斉藤由貴を歌う 人気バラード「予感」カバーで9・6歌手デビュー

[ 2022年7月19日 05:30 ]

歌手デビューが決まった水嶋凜
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 斉藤由貴(55)の長女で女優の水嶋凜(22)が歌手デビューする。母の人気バラード「予感」をカバーし、9月6日に配信する。母のデビュー曲「卒業」の編曲も手がけた、作曲家の武部聡志氏がプロデュース。水嶋は「歌うことは好きなのでうれしい」と目を輝かせた。

 「予感」は86年の斉藤のアルバム「チャイム」に収録。斉藤自身が作詞したバラードで、カルピスのCM曲としてヒットした。別れた恋人と偶然再会し、少し未練の残る思いを歌う内容。シングルではないが、ファンに根強い人気の一曲だ。母の楽曲でのデビューに「気恥ずかしい」と照れながら「こんなに母の曲を聴いたことがないというぐらい聴いてます」と明かした。

 改めて感じたのは歌手としての母の魅力。「やっぱり尊敬しかないです。世界観のつくり方など、私が歌ったのと聴き比べたら全然違った」と語り、その上で「母は歌の中の色気が強いけど、私はもっと真っすぐで良いかなと思う。素直に歌えたら」と意気込み。斉藤の反応については「“あ、予感なんだ”って言ってました。アドバイスはなかったです」と笑った。

 デビュー日の9月6日には初主演ミュージカル「シンデレラストーリー」が開幕。その音楽を担当するのが武部氏だ。声質を気に入り、母も所属したレコード会社・ポニーキャニオンにデビューを提案。同社は水嶋にさまざまな曲を歌ってもらい、ゴーサインを出した。「ゆったり声を聴かせられる曲」として「予感」が選ばれた。
 地声と裏声の間の「ミックスボイス」の持ち主。武部氏は「母親譲りの透明感、浮遊感、エアリーさが魅力の声質だと思う。時を越えて、母娘の作品作りに関わることができて、感無量です」と話している。

 ミュージックビデオは水嶋が自ら指揮を執った。美大で映像制作を学んだ経験を生かし、考えたストーリーを絵コンテに描き、それを基に撮影を始めている。女優、歌手、映像制作と活動の幅が広がっていく。「恥ずかしいと思わないぐらい、やり切って歌えたら。たくさんの方に聴いてもらいたいです」と力を込めた。

 ◇水嶋 凜(みずしま・りん)本名非公表。1999年(平11)11月18日生まれ、東京都出身の22歳。芸名の「水嶋」は祖母の旧姓、「凜」は好きな漢字で、映画「千と千尋の神隠し」の登場人物のリンが好きだったことに由来。昨年デビューし、放送中のNHK「ちむどんどん」で連続テレビ小説に初出演。趣味は映画観賞、和風建築を見ること。1メートル62。

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