日本ハム・矢沢 初の回またぎで零封!新庄監督「体力ある」

[ 2024年5月19日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム4―6ロッテ ( 2024年5月18日    ZOZOマリン )

<ロ・日>6回、ポランコと真っ向勝負する矢沢(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 投打二刀流だからこそ、打者の気持ちが分かる。主に投手調整しているプロ2年目の日本ハム・矢沢は「僕が打者で初対戦は投手有利だなと感じた」。今季登板7試合目で怖いもの知らず。チームは痛恨の逆転負けの中、22年ドラフト1位の左腕が希望の好リリーフを見せたのは6回だった。

 2点リードの6回に逆転を許し、なおも2死一、三塁。3番手で登板すると、ポランコをわずか2球で二ゴロに仕留めた。さらにプロ初の回またぎとなった7回は先頭のソトに左前打を許すも、続く安田は二ゴロ併殺。1回1/3を1安打無失点に抑え、新庄監督も「体力のあるピッチャーですから」と称えた。

 1回を無安打無失点に抑えた、前日17日のロッテ戦から今季2度目の連投。今季初の連投となった7日のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)では、延長12回にサヨナラ打を許して敗戦投手となったが「体力的にも大学の時は一人で投げるのが当たり前だったので」と、涼しい顔で振り返った。

 これで4試合連続無失点。首脳陣の信頼を重ねていけば、今後は勝ちパターン入りも見えてくる。左腕は「何回も対戦した中で抑えられるのが良い投手。まだ始まったばかりなので過信しないように」と、表情を引き締めた。(清藤 駿太)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年5月19日のニュース