今永昇太 快投7回無失点!防御率は驚異0.84「ピンとこない」も新人投手9試合先発ではMLB史上最高

[ 2024年5月19日 04:50 ]

ナ・リーグ   カブスーパイレーツ ( 2024年5月18日    シカゴ )

パイレーツ戦に先発したカブス・今永(AP)
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 カブスの今永昇太投手(30)が18日(日本時間19日)、本拠でのパイレーツ戦に先発。7回4安打無失点の快投を見せた。

 パイレーツ打線はスイッチヒッターのレイノルズを含めてスタメンに右打者を9人並べたが、今永は3回まで無安打投球。4回2死から遊撃への初安打を許したものの、後続を断ち、得点は許さなかった。5回まで1安打で4奪三振だった。

 6回先頭・ウィリアムズの打球が左翼ポール際へ飛ぶと「おぉ~」とマウンド上で驚く一幕も。6回2死から再び遊撃への内野安打を許すが、ここも無失点で切り抜けた。

 ただ、カブス打線も6回まで1安打。頼みの鈴木誠也も音無しと援護がない中で今永は奮闘した。7回には2死から連打を浴び、一、二塁となるが、最後はテーラーをスプリットで空振り三振に仕留め、マウンドで雄たけびを上げた。

 結局、今永はこの回までで降板。直球、変化球ともにテンポよくストライクゾーンの四隅に投げ込み、要所ではギアチェンジ。88球で7回4安打無失点、7奪三振の快投だった。

 前回登板した13日(同14日)はナ・リーグ東地区6連覇中の強豪のブレーブス。5回まで7安打を許しながらも要所を締めて無失点で抑えた。防御率も再び0点台となる「0.96」となり、この日の快投で「0.84」まで良化した。

 これはMLBの公式X(旧ツイッター)によると、1913年以降の新人投手の先発9試合での防御率0.84は、史上最高だと投稿した。

 ここまで開幕5連勝。勝てば、日本投手では02年石井一久(ドジャース)、14年田中将大(ヤンキース、現楽天)に並ぶデビュー最長の開幕6連勝となる一戦で白星とはいかなかったが、先発としては見事な仕事だった。

 また試合は9回にカブスがモレルの適時打を放ちサヨナラ勝ちとなった。

 ▼カブス・今永「球数的にはあともう1回行けたと思うが、少し疲労していたので、次のマウンドに上がったら結果は良くなかったかもしれない。きょうの試合も十分に苦しい場面はあった。味方のいい守備があったし、たまたま失点しなかった。(防御率0.84の記録には)あまりピンとこない。今聞いても、そういう記録があったんですね、という感じですが、自分自身の記録に関しては興味がないが、偉大な結果を残している方々がいたんだな、と今勉強になりました」

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