3位転落の巨人・阿部監督“鬼門”マツダに「いつからこんなになったんだろう」 現役時代は13連敗も

[ 2024年5月19日 17:01 ]

セ・リーグ   巨人3―9広島 ( 2024年5月19日    マツダ )

<広・巨(9)>2回、井上の登板を告げる阿部監督 (撮影・西川祐介)
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 巨人は広島に今季最多タイの9失点大敗を喫して3連敗。広島に抜かれて4月29日以来20日ぶりとなる3位に転落した。

 巨人の同一カード3連敗はヤクルト戦(東京D)に続いて今季2度目。昨季8勝17敗と苦戦した広島戦は4月の初対戦(東京D)で同一カード3連勝を飾ってスタートしたが、これで3勝4敗2分けと負け越しに転じた。

 2009年に開場したマツダは巨人にとって“鬼門”で、阿部慎之助監督(45)がまだ現役だった17年から18年にかけては13連敗。巨人がマツダで勝ち越したのは11年前の2013年が最後となっている。昨季は3勝9敗。今季もこれで6試合を戦って0勝4敗2分けと白星が遠い。

 3番・吉川は3日の阪神戦(東京D)から14試合連続安打。一時打撃不振だった5番・坂本も12日のヤクルト戦(神宮)から6試合連続安打とし、その間の打率は.360(25打数9安打)。今回の3連戦では打率.462(13打数6安打)だったが、同一カード3連敗となった。

 前日18日の第2戦は今季最多となる毎回の14安打を放つも15残塁の拙攻で3得点。この日は初回に3安打集中で3点先取したが、その裏に4失点で逆転されると、2回から5回までは無安打に封じ込まれた。

 3点援護をもらいながら初回4失点KOされた先発右腕・高橋礼の2軍調整を決めた阿部監督は“鬼門”マツダに「なんとかしようと思ってみんな、やってるんだけどね。なんでかな…ゲッツーになりそうなのがカーンっとハネたりね。なんか不思議だなと思いながら見てて、いつからこんなになったんだろうと思って」と苦悩の表情。

 「打開策は一個まず勝つしかないから、次、7月もあるし、その前にも東京ドームで。東京ドームで負けなければいい」と6月28日から30日の東京ドームでの3連戦と、7月9日、10日にマツダで行われる2連戦に向けて改めて闘志をかき立てていた。

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