阿部監督「それに尽きます」と山崎伊織の完封ショー絶賛 9回の最速に「もっと早めに出せよ(笑)」

[ 2024年5月7日 21:50 ]

セ・リーグ   巨人2―0中日 ( 2024年5月7日    バンテリンD )

<中・巨>6回の攻撃が終わり、コーチ陣と話す阿部監督(撮影・藤山 由理) 
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 巨人は山崎伊織投手(25)がプロ2度目の完封勝利を飾って中日を下し、連敗を2でストップ。貯金1とした。

 打線が相手先発右腕・涌井に6回までわずか1安打に抑えられたが、0―0のまま迎えた7回に門脇の適時打と丸の押し出し四球で2点を先取。山崎伊が9回を4安打1四球で完封して勝ち切った。

 阿部慎之助監督(45)は試合後、山崎伊について聞かれると「うん、もうそれに尽きます」とキッパリ。

 この日最速となる149キロはラストイニングの9回に計測したが、「最後もね、149出てたからね。もっと早めに出せよと思いましたけど(笑)。最後の力を振り絞ってよく投げてくれました。素晴らしい完封だったと思います」とジョークまじりに笑顔で称えた。

 8回までに106球を投げていたが、「バロメーターのフォークがきょうは良かったので、まだいけるなと判断して、最後までいかせました」と9回のマウンドに送り出し、指揮官の期待に見事応えた25歳。完投勝利、完封勝利はともにこれが今季チーム初となったが「ナゴヤドーム(バンテリンドーム)で広いし、気持ち楽に投げられたんじゃないかなと思います」と分析した。

 7回に1点先取し、なおも1死満塁で打順が山崎伊に回った場面でも打席にそのまま入らせた。「やっと1点取れたので、もう1点欲しかったんですけど、伊織にいかせて丸に託そうかなと考えていたので。結果的に丸がね、いいフォアボールを選んでくれて、貴重な1点が取れたので」と阿部監督の強気な采配もはまっての勝利だった。

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