【落合×福本豊対談】プロ野球界の盗塁数減に注文「もっと走れる選手なら走れよ。物足りない」

[ 2024年5月6日 17:15 ]

対談後に記念撮影をする落合博満氏(左)と福本豊氏(撮影・大城 有生希)
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が6日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。大好評対談企画「博満の部屋」の第7回として、当時世界記録だったプロ通算1065盗塁を誇る「世界の盗塁王」こと福本豊氏(76)をゲストに招いて対談を行った。

 落合氏はNPB記録の13年連続盗塁王について「もうこれから出てこないでしょうね」と振ると、福本氏も「うん、できへんね」と即答。「30個ずつでも13年はようせんね、みんな」と続けた。

 落合氏は現在のプロ野球界の盗塁数について「少ないと思いません?」と質問。福本氏は「少ない。(タイトル獲得の)最低ラインを決めとかなあかんね。ホームランでも思うんやけど、昔の人から考えたら40本前後のラインで(争っていた)。何本以上がキングやとか、なかったら該当者なしでもええんちゃうの?それは思いますね。後半になって数合わせでくるから、見てたらこれあかんやろと。お客さん喜ばすために、もっと早よから走れる選手なら走れよと思いますね。もっと走れるのに走らせよ、走ってくれよと思って見てますね」と明かした。

 落合氏が「野球のスタイルが変わったんですかね?」と振ると、福本氏は「時代が違ったらみな変わってきた(という)。前からくるボール(の競技)は一緒やないかと思う。手堅くいくところと、ピッチャーも球が速くなったから(盗塁も)なかなか難しいかもわからんけど。お客さんも走れる選手の時はそれを見に来てはるし、自分も見てたら行けよと思って見てる。自分でスタンド、記者席から見てても、タイミング計って“あ、遅れた”とか頭の中で見て楽しんでるんやけども。お客さんもっと動いたら喜ぶのになと。アウトでも。ちょっとそこら辺が物足りないね」と現在のプロ野球界に注文した。

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