阪神・西勇、好投7回7K零封もまた初勝利お預け「打たれて勝ちが消えたからというのは1ミリも思わない」

[ 2024年5月5日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神1-2巨人 ( 2024年5月4日    東京D )

<巨・神>巨人打線相手に力投する西勇(撮影・大森 寛明)
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 阪神・西勇の今季初勝利は、またもお預けとなった。今季4度目の先発で7回3安打無失点。7三振を奪い、22年8月19日の巨人戦(東京ドーム)以来となる1試合7奪三振以上の力投だった。2番手・岩崎の失点で白星が逃げていった結果にもチーム最年長は後輩左腕を思いやった。

 「チームプレーなので。打たれて勝ちが消えたからというのは1ミリも思わない」

 中15日の登板間隔を感じさせない投球だった。前回4月18日の巨人戦(甲子園)以来の先発。2回以降は1安打と、完全に33歳右腕のペースだった。4番・岡本和からは2奪三振。4回1死からの対戦では5球全てスライダーで空振り三振に仕留めた。今季初めてバッテリーを組んだ坂本と、スコアボードに0を並べていった。

 「(坂本は)僕のことを研究してくれていた。投げやすい球で配球してくれた」

 19年まで4年連続で合同自主トレを行った菅野に、通算5度目の対決でも勝てなかった。それでもすがすがしい表情を見せた16年目右腕は「いい投げ合いができた。早く菅野さんに勝ちたいな」と再戦を見据えていた。(松本 航亮)

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