パドレス・ダルビッシュ 5回零封!今季6戦目で初勝利!日米通算200勝あと3

[ 2024年5月2日 01:30 ]

ナ・リーグ   パドレス6―4レッズ ( 2024年4月30日    サンディエゴ )

レッズ戦に先発したパドレスのダルビッシュ(AP)
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 積み上げてきたからこそ、その重さを改めてかみしめていた。パドレス・ダルビッシュが、5回3安打無四球で無失点。6試合目での今季初勝利で、日米通算200勝にあと3勝に迫る197勝目を挙げた。

 「あと3つ、4つと考えると途方もなく感じる。どうやったらもっとうまくなれるかを考えながら、積み重ねていきたい」

 首の張りから14日のドジャース戦以来16日ぶりの復帰マウンド。最大のピンチは0―0の3回2死二、三塁だ。リーグ2位タイ8本塁打のレッズの22歳のスター、デラクルスを、フルカウントから88・5マイル(約142キロ)の膝元スライダーで一ゴロ。「もう一度信じて投げてみよう」と前回登板で39%だったのを54%に増やしたスライダー系が、この日の軸だった。マイク・シルト監督は「ファンタスティックだ」と復帰登板で球数制限がある中でのほぼ完璧な75球を称えた。

 登板日にグラウンドに出るのは試合直前が恒例だが、この日は開始約3時間半前にグラウンドでキャッチボール。「(年齢を重ね)エンジンがかかるのも遅くなってきている。余裕を持って準備すれば解消できると思った」と日本ハム時代の調整に回帰し、結果につなげた。

 昨年までのチームメートで、日本ハム、ソフトバンクでもプレーしたマルティネスとの投げ合い。元同僚のパ軍での登場曲だった「Baiana(バイアーナ)」で初回のマウンドに上がった。「長い付き合いのいい友達。彼へのリスペクト」と笑ったダルビッシュ。チームの5連敗を止め「連敗を止めたことが僕の中で一番うれしい」と胸を張った。

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