阪神・ノイジー バットを立てて来日最多タイ4安打 岡田監督も「えらいな。言うてたようにな」

[ 2024年5月1日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7―1広島 ( 2024年4月30日    マツダ )

<広・神>7回、適時打を放ったノイジー(手前)(撮影・大森 寛明)
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 5試合連続で5番に座った阪神・ノイジーのバットが、火を噴いた。昨年5月16日の中日戦以来となる来日最多タイの1試合4安打。助っ人砲のバットが、好機を演出し続けた。

 「今日はいい感覚で打つこともできましたし結果にも残った」

 まずは同点で迎えた4回無死一塁で、床田から左前打を放って今季自身最長を更新する5試合連続安打とすると、再び無死一塁で回ってきた1点リードの6回は中前打。7回1死満塁の好機では、初球を左前にはじき返した。開幕から得点圏に走者を置いた好機で無安打が続いていたが、19打席目で初の快音を残し、今季初の猛打賞にも到達。普段は寡黙な助っ人も「1カ月、(得点圏の一本が)出なかったところは悲しいですけど…(笑い)。良かったよ」と声をはずませた。

 9回無死の第5打席で右前打を放ち、4安打の固め打ちを締めくくった。「見えていなかったら打てない」と不調時に手を出すことが多かったボール球への見極めも完璧。岡田監督も、N砲の復調と活躍に頬を緩めた。

 「ノイジーはえらいな。どうしたんやろ。分からんけど。ちょっとバット立ってきたよな、言うてたようにな。寝かしていないもんな。打つ前に浮かしとるもんな」

 昨季は打率・240に終わった。そこで2年目を迎えるにあたって指揮官から「(構えた際の)バットを立ててこい」とフォーム変更を指示され、試行錯誤。その成果が、ようやく結果に結びついてきた。試合前時点で・258だった打率も一気に・303まで急上昇。「明日につなげていきたい」。守備だけではない。今年こそ、打撃で存在感を発揮してみせる。(石崎 祥平)

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