ハチで遅延のドジャース―Dバックス戦 業者の作業済み1時間55分遅れで試合開始 ダ軍は先発投手変更

[ 2024年5月1日 12:09 ]

ナ・リーグ   ドジャース―ダイヤモンドバックス ( 2024年4月30日    フェニックス )

バックネット裏に群がるハチの大群(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が4月30日(日本時間5月1日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場する。ハチの大群がバックネット裏に集まったため、試合開始が遅れる珍事が発生していたが、駆除業者がハチの大群を取り除き、現地時間午後8時35分(日本時間午後0時35分)と1時間55分遅れで試合を開始することが決まった。ダイヤモンドバックスは、2014年4月3日のジャイアンツ戦でもハチによって試合が遅延した例がある。

 思わぬ珍客の襲来によって試合開始が遅れることになった。場内でも「ハチに気をつけてください」などとアナウンス。試合前練習の際にはハチは群れをなしていなかったが、試合開始直前に集まってきたという。ベンチでは大谷翔平や山本由伸がハチの大群を興味深く見つめる様子も映し出された。

 試合開始から1時間以上が経過した後に駆除業者が球場に到着。観客の歓声を浴びながら、業者がリフトに乗ってハチを掃除機などで吸い取って駆除した。ダイヤモンドバックスは先発投手がジョーダン・モンゴメリー投手からブランドン・ヒューズ投手に代わった。

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はSportsNet LAのインタビューに対し「先発投手はどちらも準備ができている。ディレイが1時間も続いたら、先発投手を費やしてしまうことになる。ただ、安全が最も大切なことだ」とコメント。また「ミゲル・ロハスは数年前、(同じ状況で)マイアミで試合が中止になったことがあるという。どのくらいかかるのか、ハチはこのまま居続けるのか、どうするべきか見極めているところだ。ファウルボールが当たった時、ハチがどうなるのかもわからない」ともコメントした。

 場内ではハチ(Bee)にかけてビートルズの「Let It Be」が流される粋な演出もあった。また米FOXスポーツは公式Xでハチの大群の映像とともに「unBEElievable...」(信じられない)とハチにかけて投稿するなど、ハチが思わぬ注目を集める形となった。

 場内で「ハチ」と「なるようになるさ」の意味が込められてか、「Let It Be」が流された演出がSNS上で好評。「球場内でLet it Be♪を流すセンス笑」「さすがすぎて笑う」「会場にLet It Beを流すあたりなんだか粋というか、アメリカらしい」などと投稿された。

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