阪神・門別は5月3日の巨人戦「長嶋茂雄DAY」先発変わらず 岡田監督が“粋”な演出「そらそうやん」

[ 2024年4月30日 05:15 ]

キャッチボールで調整をする阪神・門別(撮影・平嶋 理子)
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 降雨中止で先発陣の順番を微調整。阪神・岡田監督は5月3日の巨人戦(東京ドーム)での門別の起用を公表した。

 「門別は、そら、普通通りいくよ。そらそうやん。長嶋茂雄デーやのに、そら門別、いかんと」

 粋な演出だ。ゴールデンウイーク真っただ中の5月3日に球団創設90周年の巨人は「長嶋茂雄DAY」と銘打ち、さまざまな催しを予定。「ミスター」の名を冠した伝統の一戦こそ、次代の猛虎を担う19歳左腕の新たな船出にふさわしい。

 超満員を見込まれても門別は「(重圧は)全くない」と断言した。「ずっと先発したい気持ちはあった。チャンスでうれしいが、結果を残さないといけない」。東京ドームのマウンドは3月30日の開幕第2戦での救援(1回無失点)で経験済み。先発は昨年9月30日広島戦(マツダ)以来で、「いつでもいけるように準備はしていた」と心待ちにした。

 26日のヤクルト戦で3回1/3を5失点だった青柳は翌27日に登録外。この時点で門別は「5・3」を見据えて準備に入っていた。登録前に登板が流れた西勇を5月4日に回すことで門別は調整を変えずに済む。加えて、もともと巨人戦を予定していた大竹を昨季7戦6勝無敗の好相性を誇った広島戦(6日・甲子園)に投入できる。

 「西(勇)は巨人戦にいかすよ。大竹を広島に当てようと思って。広島も嫌がっとるしな。大竹もちょっと間隔空けてもええわと思って」。今季初の降雨中止は午後2時45分の発表。パズルのように首位固めの布陣を組み直した。(八木 勇磨)

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