【筑後のおじ鷹】ソフトバンク・的山4軍バッテリーコーチは「甲斐2世」育成が最大のミッション

[ 2024年4月30日 05:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5ー4西武 ( 2024年4月29日    みずほペイペイD )

練習で投げ込むソフトバンク・的山4軍バッテリーコーチ(撮影・杉浦 友樹)
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 甲斐2世を育てる。

 昨年まで1軍のバッテリーコーチだった的山哲也コーチ(53)は今季から4軍の同職だ。時には練習メニューにゲーム要素も入れながら、育成3年目の加藤晴、ドラフト7位藤田悠ら若手捕手を厳しく指導している。「気持ち的に乗っていると(技術など)身につきやすい。うまくやりやすい環境にできればと思ってやっている」と語る。

 現役時代は近鉄、オリックス、ソフトバンクの15年間で1026試合に出場した“いぶし銀”の選手だった。指導者としては17年からの2軍バッテリーコーチ時代に甲斐を指導した。「一回で覚えるというんですかね」と吸収力が抜群だったという。練習後にはノートに書き込むクセがあったことも覚えている。甲斐に久々に会うと「あのとき、こういうこと言われてましたよね」と話しかけてくるそうだ。 

 経験を伝えるイメージかと聞くと、すぐに首を振った。「どんどん新しい情報が出ている。自分たちも入っていかないと。触れていかないと」と日々アップデートしながら、若鷹を鍛えていく。

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