滋賀短大付 プロ注目・小橋川が木製バット使用「プロでやりたいから」 堅守の遊撃手をスカウト視察

[ 2024年4月28日 18:35 ]

春季高校野球滋賀大会3回戦   滋賀短大付15ー5虎姫(6回コールド) ( 2024年4月28日    HPLベースボールパーク )

<滋賀短大付・虎姫>2打席目以降は金属バットを使用して打席立つ滋賀短大付・小橋川(撮影・河合 洋介)
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 滋賀短大付が虎姫を15―5の6回コールド勝ちで下し、準々決勝に進んだ。

 プロ注目の「4番・遊撃」小橋川拓(3年)が公式戦で初めて木製バットを使用した。

 初回1死二、三塁の先制機で木製を選択し、芯で捉えたライナー性の打球を放つも二直併殺に倒れた。2打席目以降は金属バットに持ち替え、3四球と中犠飛で6回コールド勝ちに貢献。「上のレベル(プロ)でやりたいので、いち早く木に慣れようと思った。ベンチで“金属だったら二塁の頭上を越えていたんじゃない?”と言われました」と笑った。

 木製バットは数日前の練習から使用し始めたばかりで、今回は1打席限定で使用した。

 身長1メートル63の小柄ながら、パンチ力のある打撃と堅守を持ち味とする右打ち遊撃手。1年夏から同校に転校し、高校通算4本塁打のうち新基準バットで3本を放っている。

 すでにNPBの複数球団が練習を視察しており、今回もスカウトが現地で視察。「打撃よりも守備が持ち味。守備でリズムをつくり、打撃ではみんなが貯めてくれた走者を還すのが自分の役割だと思う。走攻守三拍子そろった選手になりたいので、もっと守備でアピールしていきたいです」と先を見据えた。

 ◇小橋川 拓(こばしがわ・たくみ)2006年(平18)6月23日生まれ、愛知県一宮市出身の17歳。5歳から野球を始め、小1から厚見スポーツ少年団に所属して三塁手や遊撃手を務める。中学では彦根シニアに所属。滋賀短大付(滋賀)には1年夏に転校し、2年夏から背番号14でベンチ入り、2年秋から背番号6。50メートル走6秒3。1メートル63、63キロ。右投げ右打ち。

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