ソフトバンク・山川「後手に回らずに、やっていく」 鷹の4番が3試合連続無安打で好機つぶす

[ 2024年4月10日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2-4日本ハム ( 2024年4月9日    熊本 )

<ソ・日>7回の好機で空振り三振に倒れた山川(撮影・成瀬 徹)
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 ソフトバンク・山川が長いトンネルを抜け出せない。9日の日本ハム戦は4打席ともに得点圏の場面だったが、走者を還すあと1本が出ない。これで13打席連続ノーヒットだ。

 「いけると思って振っている。そこは間違いではないけど、自分が思っているより、力が入っているなと打ちながら感じている」

 1、2番がそれぞれ3出塁。4番に得点圏が巡ってくるのは当然だ。ただ、それが力みにつながっているのか。象徴的だったのは2点を追う5回無死満塁。犠飛でも十分な場面だったが、山崎の真ん中低めスライダーを引っかけて三ゴロ。三塁手がベースを踏み、本塁へ転送し、三塁走者もタッチアウト。2死一、二塁となり、三塁に走者が残らない最悪の結果となった。

 「クリーンアップの前にいかにランナーをためてというのが、狙い。どうしても4番はそうなる」と小久保監督はかばい、打順変更などについても「まだ、(対戦が)一回りしていない」と時期尚早だときっぱり語る。

 「(不振は)初めてのことではない。それも乗り越えてきた。後手に回らずに、やっていくのが今までの経験上、よかった。苦しいけど、しっかり越えていきたい」と山川は前を向く。きょう10日は試合がなくペイペイドームでの全体練習。調整の時間はたっぷりある。 (福浦 健太郎)

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