阪神・岡田監督が佐藤輝に苦言　初回拙守に「ゲッツーやろ。そういうことやんか」

セ・リーグ   阪神3ー5DeNA （ 2024年4月2日    京セラD ）

＜神・D＞8回、選手交代を告げる阪神・岡田監督（撮影・北條　貴史）
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　阪神の岡田監督が佐藤輝の守備に苦言を呈した。初回1死一、三塁で、牧の三ゴロを大きく前方へはじいた。球が転々とする間に三塁走者が生還した。大入りのスタンドからタメ息がもれた

。
　「（捕っていたら）ゲッツーやろ。そういうことやんか」

　悔やまずにはいられなかった。追い込んでからフォークでのゴロは、バッテリーもベンチも思惑通りの形だった。5―4―3の併殺でチェンジのはずが、適時失策で先制点を許した上に一、二塁のピンチが残った。20年ドラフト同期に足を引っ張られる形になった村上は、立ち直る機会を失い、失点を重ねた。

　「完全に打ち取ったからな。あそこだけ低い球がいったから、ゴロ（になりやすい）のな」

　打っては3打数無安打に倒れ、いいところがなく終わった5番打者は「あの場面はゲッツーだったので、捕れれば良かったですけど」と責任を背負い込んだ。開幕カードに続いて直球に差し込まれる場面が目立ち、本来の打撃ができていない。15打数1安打で打率・067まで後退した。クリーンアップに元気がなく、指揮官も「もうちょっと早く1点ずつでも追加点を取れてたら良かったけどな」と遅い反撃を残念がった。（倉世古　洋平）