ドジャース指揮官 2三振の大谷翔平は「何も問題ない。彼にとっていい日ではなかった」18日は2~3打席

[ 2024年3月17日 15:52 ]

<キウム・ドジャース>2回、三振に倒れる大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が17日、韓国・ソウルで行われた韓国キウムとのエキシビションゲームに「2番・DH」で先発出場。打席に立つたび大歓声があがる中、ヘルメットが飛ぶほどの豪快なスイングを見せるも2打席連続空振り三振に倒れ、4回の打席で代打を送られて途中交代した。

 試合前に2打席程度と説明していたデーブ・ロバーツ監督は「何も問題はない。明日も2、3打席立つだろう。今日は彼にとってはいい日ではなかったね」と説明した。空振り三振を喫した際に腰を叩く仕草も見られたが、18日に行われる韓国代表戦、20日のパドレスとの開幕戦への出場も問題ないとみられる。

 また、指揮官は韓国での初実戦に「スタジアムも素晴らしく、形状もよく、ムードも素晴らしかった。球場全体からエネルギーをもらった。チアリーダーも応援してくれた。アメリカにはないものなので、ユニークな感じがした」と感想を語った。

 キウムの先発・フラードは2018、19年にレンジャーズでプレーし、その後、メッツなどを経て、昨季から韓国キウムに所属。大谷はフラードがレンジャーズ時代に対戦があり、通算11打数2安打。一発こそないものの19年7月には二塁打をマークしていた。

 1死走者なしで迎えた初回の第1打席は初球からスイングを仕掛け、初球のチェンジアップ、2球目の92マイル(約148キロ)速球を捉えきれずに2球連続ファウル。カウント2-2となってから、高めの92マイル速球に空振り三振に倒れた。しかし、2死走者なしからフレディー・フリーマン内野手が右越えに特大のソロを放って先制した。

 3-0にリードを広げて迎えた2回1死一、三塁での第2打席は再びフラードとの対戦。1ボールからの2球目の87マイル速球を空振りすると、カウント1-2とした5球目は肩ほどの高さのボール球にバットが空を切って2打席連続空振り三振に打ち取られた。しかし、ヘルメットを飛ばすほどのフルスイングに場内はどよめきが起きた。

 大谷が韓国でプレーするのは花巻東時代に出場した日本代表以来。試合の前日会見では「あの時はまだ高校生だった。今とまたちょっと違う。あの時から好きな国の一つ。野球で帰ってきて、またプレーするのは自分の中でも特別」と話していた。

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