阪神1、2番コンビ「チカナカ」が今春初安打そろい踏み オープン戦4連敗の中で収穫

[ 2024年3月3日 05:15 ]

オープン戦   阪神2ー3日本ハム ( 2024年3月2日    札幌D )

<日・神> 7回1死一塁、阪神・近本は左前打を放つ(投手・加藤貴)(撮影・大森 寛明)
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 攻撃のカギを握る阪神の1、2番コンビの快音が、オープン戦4連敗の中での収穫だ。近本、中野が今春初めて安打そろい踏みし、開幕月のスタートを切った。

 まずは中野だ。3回2死一、二塁でフルカウントまで粘り、先発バーヘイゲンから右翼線2点二塁打。オープン戦10打席目での初安打は「ランナーがスタートを切る場面だったので、とりあえずポイントを中に入れた。うまく浮いてきたので、それに反応して打てた」とイメージ通りの打撃となった。

 2月18日の練習試合・広島戦(コザ)でもポイントを意識して3安打。常にチェックを続けている。「感覚的に良かったとは思っていない。もう少し状態は上げたい」と開幕への通過点と強調した。侍ジャパン招集(6、7日欧州代表戦)のため、きょう3日の試合後に森下とともにチームを一時離れるが、課題は継続する。

 近本も連続三振の後は、5回に右腕の直球を中前打、7回に左腕の変化球を左前打とこちらは今春の実戦初マルチ。しっかりとミート力を発揮した。(鈴木 光)

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