大谷翔平に“ドジャース1号”許したファイアライゼン 「いいスイングをしてくれてうれしい」

[ 2024年2月20日 07:03 ]

ライブBPで本塁打を放つ大谷(撮影・白鳥 佳樹)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が19日(日本時間20日)、アリゾナ州グレンデールでの全体キャンプ6日目(バッテリー組を含めると11日目)、今キャンプ初めてライブBPに参加。実戦形式の練習でドジャース移籍後“初本塁打”を放った。

 真ん中に入った速球は乾いた快音を残し、中堅右へと弾丸ライナーで飛んで行った。大谷に“ドジャース1号”を許したファイアライゼンは「最高だったよ。今日は楽しかった。彼が健康に打席に戻り、スイングし、僕からホームランを打つのを見られてよかった」と笑顔だった。メジャー通算55試合に登板し、4勝15ホールドを記録する右腕にとっても、超一流の打撃力は脱帽の一言だった。

 通常にはない注目度の中での登板だった。調整段階としては、プレッシャーのかかる登板となった形だが「彼が打席に入っているのを見て、みんなが静かにしよう、翔平が打っているんだから見に行こう、といった感じだった。あれだけ注目されるのはクールだし、プレーを見るのも最高だった」と笑う。「彼は多くの人に取り巻かれているから少し雰囲気が違ったけど、対戦できて楽しかった」と貴重な経験となった。

 チームメートのエバン・フィリップスに「“ボールを取りに行って、サインをしてもらえ”と言われたんだ」とジョークも披露した右腕。「彼がいいスイングをしてくれて嬉しい。仲間にとっていい練習になったんだから」と最後までナイスガイは清々しかった。

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