パドレス・ダル&松井、ブルペン初共演 「並んで投げるのうれしい」後輩左腕は大喜び

[ 2024年2月15日 02:30 ]

ダルビッシュ(左)と談笑する松井(AP)
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 パドレス・松井が今キャンプで初めてブルペンでの投球練習を行った。主砲マチャドをはじめ多くのチームメート、球団関係者に見守られる中、37球を投じ、ダルビッシュとの初共演を果たした。

 「横目でずっと見ちゃいました。WBC(の練習)で並んで投げることはなかった。うれしい」

 昨年のWBCでは侍ジャパンの一員として、共に戦った。喜んだのはダルビッシュも同じ。大先輩は「日本人の感覚とこっちの感覚は違うので情報交換の質も変わってくる」と今後の相乗効果にも期待を寄せた。

 「緊張しました。日本でのブルペンは緊張して投げることはない。いい刺激、いいストレスをかけてもらいながらできている」

 メジャー1年目らしく、左腕は初ブルペンを初々しく振り返った。投球間に時間制限を設けるピッチクロックへの対応を気にかけるあまり、投球がばらつく場面も。「結構秒数を意識しすぎてピッチングの集中が落ちたのかな」と苦笑いを浮かべた。

 空気の乾燥したアリゾナは球が滑りやすく、打球は飛距離が出るとされる。16日に実戦形式の打撃練習に登板予定。「悪い球はそんなに続かなかった。いいボールの確率を上げていく作業をもうちょっとできれば」と課題を見据えた。(ピオリア・笹田幸嗣通信員)

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