日本ハム・山崎の“?ボール”に新庄監督仰天 ブルペンで打席立ち「変な回転をしていて面白いなって」

[ 2024年2月9日 06:00 ]

ブルペンで投げ込む山崎の打席に立つ日本ハム・新庄監督(撮影・高橋 茂夫)
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 指揮官をあっと言わせた。オリックスから日本ハムにFA移籍した山崎が、今キャンプ2度目のブルペン入り。中盤から打席に立った新庄監督が球種さえ判別できず、思わず拍手した一球があった。

 「変な回転をしていて、8回転ぐらいしかしてなかったんじゃないかな。面白いなって。(球種は)全然分からん。名前ないんじゃない。“?(はてな)ボール”じゃない」

 予想もしていなかったボールに、“新球種”として命名。その正体は、受けた清水が「フォークだと思います」と証言した。山崎のフォークは昨季、主に決め球として使用して球種別で最も良い被打率・157に封じた宝刀だ。19年オフに「元々投げていたフォークをもう一度投げられるように」と明かし、それ以降勝ち星も伸ばしていった。今キャンプ自身最多の102球を投げた山崎も「球数もたくさん投げられて良い感覚もあった。一番良かったのはフォーク」とうなずいた。

 4月2日、楽天との本拠地開幕戦での先発に内定している。新庄監督は起用法について「(毎試合)6イニングを投げてもらって。体力もありそうだし、球数を少なくという意識がある投手は中4日でもいけそう」と中4日で回すプランも口にした。打撃が得意で、こっそり素振りも行う左腕に「遠慮してたんですね。聞いてみます。何なら特打に入れる?」と投打二刀流調整を容認する構えも示した。

 今後は3日に1回程度のペースでブルペン投球を行う。初実戦は24日DeNA戦か、25日広島戦のいずれかのオープン戦になる見込み。実戦で“はてなボール”こと、宝刀フォークの威力を証明する。(田中 健人)

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