守護神譲らん!西武・増田が3日連続ブルペン 「肩がバキバキでも無理やり動かしながら」12年目の覚悟

[ 2024年2月9日 05:20 ]

ブルペンで投げ込む増田(撮影・西尾 大助)
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 守護神の座は譲れない。西武・増田がプロ入り初のキャンプ初日から3日連続でのブルペン投球を行い、直球のみ34球投げた。異例の3連投に「自主トレからずっと体の状態がいい。しっかり刺激を与えながら体をつくっていきたい」と順調な調整ぶりを語った。

 チーム投手最年長の35歳は、6日のキャンプインからブルペン一番乗りと気合十分。通算194セーブの実績を誇るが、今季は新守護神候補にヤンキースから加入した最速163キロ右腕のアブレイユ、ソフトバンクから加入の同160キロ右腕の甲斐野らが挙がり、争いは激しさを増した。「毎年勝負。誰が来ようが、始まったらそうなる。もう周りというより、自分。最終的に任されたところで投げるだけ」。来日初ブルペンとなったアブレイユには「目には入ってくるけど、気にしないように」と集中した。

 前日までの2連投で肩は張っていたが、既にシーズンを想定していた。「肩がバキバキでも、無理やり動かしながら。シーズン中もいい時は数えるほどしかない。悪いなりにどう投げていくのかが中継ぎには大事」と説明した。昨年は右肩痛でキャンプB班スタート。不安を抱えながらのシーズンは40試合で4勝4敗、19セーブ、防御率5・45に終わり、通算200セーブの大台にあと6足りなかった。

 今季は4年契約の最終年となる年男。「本当に今年はしっかりと調整して、準備したい」とプロ12年目の覚悟をにじませた。(福井 亮太)

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