ロッテ2軍施設移転を本格検討へ 高坂球団社長が構想明かす

[ 2023年12月25日 16:49 ]

ロッテの球団旗
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 ロッテの高坂俊介球団社長が25日、チームの育成機能強化を目的に、2軍施設移転の本格検討を来年から開始する構想を明かした。現在の2軍拠点であるロッテ浦和球場は1989年から使用しているが、近年進めるチーム戦略上、グラウンド数やトレーニング施設、選手寮が手狭になっており、移転を本格的に進めていくことになった。

 高坂社長は「ファーム施設はチーム・選手育成が主な役割ですが、移転先では地域の方々と連携して地域活性や野球振興にも取り組めたらと考えています」と説明し、「多くの自治体の皆様と協議させていただき、地域と千葉ロッテマリーンズの未来にとって良い選択ができればと考えております」と語った。年明けには構想を正式発表し、候補地の公募を開始して交渉を含めた選定に入り、2025年夏までに候補地を決定したい意向。すでに複数の自治体とヒヤリング(意見交換)は行っているものの、公募にあたっては幅広く候補地を検討するとした。

 候補地選定で重視する項目は(1)立地・敷地・施設(2)地域との連携(3)永続的な運営スキームの3点。1軍との入れ替えを考慮し、ZOZOマリンスタジアムとの車での移動時間が1時間以内であることを条件としており千葉県内か茨城県南部の自治体が対象になる。また、球場、トレーニング施設、選手寮など必要施設を一体的に確保できること、地元市民や自治体、企業との連携、協力体制があり、永続的に運営できるスキームが組めることも条件となる。

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