藤井風の母校・岡山城東が「21世紀枠」中国地区候補に選出

[ 2023年12月8日 16:46 ]

21世紀枠地区推薦校となった岡山城東の戸田監督(右)と伴主将
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 21年の紅白に「きらり」で出場したシンガーソングライター藤井風の母校・岡山城東が中国地区の21世紀枠候補に選出された。伴涼大主将(2年)は「先輩の音楽はいつも聞いています。ブラスバンドと一緒に甲子園に行って、アルプスに藤井メドレーを流すことができれば」と目を輝かせた。

 96年選抜で帝京、浦和学院、明徳義塾を下し、ベスト4に進出するなど、春3回、夏2回の甲子園出場の実績を持つ岡山城東だが、21世紀枠で候補となるのは初めて。新チームでは岡山大会準優勝で17年ぶりに中国大会に進出(1回戦で宇部鴻城に敗退)するなど、県内では創志学園以外には負けていない実績と、過去5年間で野球部の卒業生の65%が国公立大学に進学する文武両道が評価された。

 チームはエース国定泉吹(2年)と4番を打つ森勇斗(2年)のバッテリーで守りを中心にしたチーム。新規格のバットも5本用意した上で、木製バットでの打撃練習も加え、ミート力を磨くことに冬の練習で取り組んでいる。

 戸田英樹監督(60)は「選ばれたことは非常に光栄。可能性があるのだから、襟を正して練習に取り組み、力をつけていくだけ」と冬のレベルアップに期待をかけた。学校近くのこども園でのティーボール教室や小学校のソフトボールチームとの野球教室開催など地域の野球振興にも熱心に取り組んでいる。「候補となったことは早速ブラスバンドにも伝えたい」と戸田監督も藤井サウンドを力に替えるプランを温めていた。

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