栗山氏&大谷の師弟コンビが「正力松太郎賞」の特別賞受賞

[ 2023年11月15日 05:00 ]

栗山英樹氏
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 今季のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が14日、都内で行われ、阪神を38年ぶり2度目の日本一に導いた岡田彰布監督(65)が初受賞した。3月のWBCで侍ジャパン監督として世界一に輝いた栗山英樹氏(62)、日本選手で初めて大リーグで本塁打王を獲得した大谷翔平投手(29=エンゼルスからFA)が特別賞に決まった。

 3月のWBCで侍ジャパンを3大会ぶりの世界一へ導いた栗山氏が愛弟子の大谷と特別賞を受賞。都内で取材対応し、感慨深げに喜びを語った。

 「この賞は侍の選手全員、スタッフみんなでもらった賞。ひたすら感謝しかない」。日本ハム監督時代の16年に大谷を二刀流でフル回転させて日本一に輝き、正力賞を受賞。今また大谷とともに特別賞を受賞して「16年も翔平の爆発が日本一につながった。一緒にやってきた選手と賞をもらえるのは本当に選手たちのおかげ。ともに歩んできた人間として、こんなにうれしいことはない」と続けた。

 WBCでは、日系人メジャーリーガーのヌートバー(カージナルス)も招集。将来の日本球界を見据えて戦い「少しでも(球界に)貢献したと思ってもらえたのならうれしい。これからも日本野球の発展に力を尽くしたい」と思いを新たにした。 

 ≪大谷「うれしい」共演 2年ぶり2度目受賞≫ア・リーグMVPに輝いた21年に続いて特別賞の受賞となった大谷は「今シーズンの成績とWBCの優勝も評価いただき、2年ぶり2度目の受賞をできて光栄です」とコメントした。今季は44本塁打で日本選手初の本塁打王を獲得。WBCでもMVPの活躍で恩師の栗山氏が率いる侍ジャパンで世界一となった。「前回受賞時と同様にファイターズ、日本代表でご一緒した栗山監督と受賞できたのもうれしく思います」と喜びも大きかった。

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