ヤンキースのキャッシュマンGMの発言に、山本由伸のウルフ代理人が不快感「良い注意喚起のメッセージ」

[ 2023年11月15日 07:28 ]

ヤンキースのキャッシュマンGM
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 山本由伸投手(25)の契約交渉を担当するワッサーマン・メディア・グループのジョエル・ウルフ代理人が、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMの最近の発言に不快感を示した。15日スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者がX(旧ツィッター)で報じている。

 GM会議中、キャッシュマンGMが記者たちに対し、ヤ軍のジアンカルロ・スタントン外野手のケガの多さに言及。「我々は彼がケガで出られない時期を少なくしようとしてきているが、彼が来季毎試合出るとは言えない。そうはならないからだ。ケガがないより、またどこかで痛める可能性の方が高い。まるで彼のゲームの一部のようだ。23年シーズンを除くと、彼が健康な期間は、長い間素晴らしい打者だったけどね」と語ったのだ。

 ウルフ代理人は「インタビュー全体を読んだ、ニューヨークの球団と契約しようと考えている選手には、外国からであろうと、米国からであろうと、良い注意喚起のメッセージになった、あのチームでプレーするためには精神的にも肉体的にも テフロン製でないとやっていけない。オフシーズンであっても油断できない」と非難や批判に耐えうる精神的な強さが必要と指摘。インタビューには不快感を示した。

 スタントンは18年にヤンキースに移籍してきて以来、フルシーズン試合に出たのは1度だけ。23年は101試合に出て打率・191、出塁率・275の不振で、平均の打球速度も落ちていた。契約はあと5年残っている。キャッシュマンGMの苛立ちは理解できるが、それでも「またどこかで痛める可能性の方が高い。まるで彼のゲームの一部のようだ」の発言は辛らつすぎる。山本の交渉への影響が危惧される。

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