ヤ軍キャッシュマンGM　大谷獲得に一定の興味「すごい選手」　一方で慎重な言葉も

GM会議の会場で日米メディアに対応したヤンキース・キャッシュマンGM　（撮影・杉浦大介通信員）
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　ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが7日（日本時間8日）、アリゾナ州スコッツデールで行われているGM会議中に日米メディアに対応し、エンゼルスからFAになった大谷翔平選手の獲得に一定の興味を示した。

　米メディアから大谷について問われたキャッシュマンGMは、「彼はすごい選手だ。それはみんながわかっていること」と称賛。2023年は82勝に終わり、7年ぶりにプレーオフ進出を目指した名門球団にとって、今季ア・リーグMVPの受賞も確実な大谷を獲得できれば大きな補強になることは間違いない。

　一方で、キャッシュマンは「私たちは何が実行可能で、何がそうではないか、何が獲得可能で、何がそうではないかを間違いなく話し合っていく」と慎重な言葉も付け加えた。すでにジャッジ、スタントン、コールと巨額契約の選手を抱えていること、故障がちなジャッジ、スタントンのためにDHを開けておきたいことなどから、一般的にヤンキースの大谷獲得は現実的ではないと見られている。

　ただ、2027年まで契約が残ったスタントンの放出といった難しい作業をまとめれば可能性は出てくるだけに、まだ目を離すべきではなさそうだ。（スコッツデール　杉浦大介・通信員）