日本ハムのエスコン秋季キャンプが大盛況 5日間で計4万8400人

[ 2023年11月6日 08:00 ]

エスコンフィールド北海道での秋季キャンプで、詰めかけた観客をスマホで動画撮影する新庄監督(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムは1日からエスコンフィールド北海道で秋季キャンプを行っている。宮崎や沖縄ではなく、地元のファンにとって愛着のある本拠地でのキャンプでもあり、第1クールの5日間で計4万8400人が来場。秋季キャンプの観客数としては超異例の数字だ。

 初日の1日は4500人で、2日が4000人。祝日だった3日には1万2500人と大台を突破すると、4日は最多の1万3900人を記録し、5日も1万3500人が集まった。予想をはるかに上回る人数に、ある球団スタッフは「初日はアルバイトが足りなくて、事故が起こりそうでした」と言うほど。2日目以降に増員するほどの盛況ぶりだ。一部の有料席を除いて、内野席が無料開放されていることも影響しており、飲食の売り上げも好調という。

 練習中の選手たちはもちろん、守備力向上と2年連続最下位からの巻き返しに向け練習に燃えているが、良い意味でシーズン中のような緊張感はない。一塁ベンチに下がる選手はファンの声掛けに対してにこやかに手を振り、時には会話もする。選手とファンの距離が近い、エスコンならではの光景で、何よりのファンサービスと言える。

 ファンを大切にする新庄剛志監督(51)も3日の練習後には「練習を見ながらご飯を食べるのにちょうどいい。カップルならデートがてら。子供たちに野球を見せたいし」と語り、入場者の多さに「びっくりした、俺。こんなに入ると思わなかった」と目を丸くしていた。練習後の自身の私物をプレゼントするイベントも大人気だ。

 チームとファンが一体となって、選手の練習を応援し、来年の飛躍に期待している雰囲気が醸し出されているように感じる。11日には、新庄監督も集客目標は「2万人」で、11日は指揮官の私物プレゼント企画の第3弾が実施される予定。あなたも、昼食がてらエスコンに来てみてはどうでしょう。(記者コラム・田中 健人)

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