北海 3年ぶり優勝で来春センバツ甲子園当確

[ 2023年10月26日 13:34 ]

第76回秋季全道高校野球大会決勝   北海8―4東海大札幌 ( 2023年10月26日    札幌D )

<東海大札幌・北海>優勝を決め喜び合う北海ナイン(撮影・高橋 茂夫)
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 今夏甲子園で16強入りした北海が延長10回タイブレークの末に東海大札幌を退けて3年ぶりの優勝を決め、夏春連続甲子園を確実にした。

 東海大札幌が序盤に4点のリードを奪ったが、北海は5、6回に2点ずつを奪って同点に追いつき、延長に突入した。無死一、二塁から始まるタイブレークの延長10回、北海は犠打失策の間に1点を勝ち越し、さらに無死二、三塁から8番・松田収司投手(1年)の左前適時打と吉井天星三塁手(1年)の右前適時打、さらに押し出し死球で計4点を勝ち越した。松田は10回155球で完投した。

 同一年の春夏秋完全制覇は、北海道では04年駒大苫小牧以来19年ぶり。甲子園メンバーの野手陣に加えて松田らが成長し、平川敦監督(52)は「苦しい戦いが続いていたし、苦しい戦いだった。松田が1試合ごとに成長してくれた」と話した。優勝の原動力となった松田は「初回は力が入りすぎた。10回(の適時打)は気持ちが入った」と笑顔を浮かべた。

 北海は、北海道地区代表として来月15日開幕の明治神宮大会・高校の部に出場する。金沢光流主将(2年)は「幸せという気持ちしかない。一回り、二回り大きくなって、来春は北海らしい野球をしたい」と意気込んだ。

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