阪神・湯浅 最速151キロ1回2K 感覚「全然悪くない」完全復活へまた一歩前進

[ 2023年10月6日 05:15 ]

<オリックス・阪神 練習試合>5回にマウンドへ上がり、好投した阪神・湯浅 (撮影・中辻 颯太)

 完全復活へ向けてまた一歩、前進した。「左脇腹の筋挫傷」で2軍調整中の阪神・湯浅が5日、オリックスとの2軍練習試合で実戦復帰後2度目の登板を果たした。中3日で上がったマウンドでは1回無失点の好投。2三振を奪うなど猛アピールした。

 「問題なく、投げられていますし(投げ終わりの)感覚も全然悪くない。空振りも取れていたので、まずまずかなと思う」

 5回から2番手として登板。先頭の元には全球直球で勝負を挑んだ。フルカウントから最後は147キロで空振り三振。続く大里の打席では「力を入れた。マウンドに慣れて自然と力が入った」とギアチェンジ。2球で簡単に追い込むと最後は3球目、球場表示ではこの日の最速となる151キロ外角直球で空振り三振を奪った。2死から来田には左前打を献上。しかし、なおも2死二塁から中川拓をフォークで遊飛に仕留めた。変化球も試しながらの全17球。

「フォークでも空振りが取れていた。(縦の)スライダーも投げて感覚的には悪くなかった」と手応えを実感。見守った和田2軍監督もうなずいた。

 「投げるたびに、良くなっている。何球か、本当にいい時の球があったよね」

 2度目の実戦をクリアしたことで、きょう6日は鳴尾浜球場でシート打撃に登板し、連投テストを行う予定。「問題なくいけると思う」。ポストシーズンでの出番を目指す5年目右腕はあきらめていない。(石崎 祥平)

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