DeNA、ハマスタでCS壮行無料有観客試合　番長ヨロシク、ファンに「雰囲気づくり協力して」

無料有観客試合が行われる横浜スタジアム
Photo By スポニチ

　敵地でのCSファーストSに向けて、本拠地で「壮行試合」だ。

　DeNAが9、10日に横浜スタジアムで社会人チームと練習試合を行うことが決まった。相手は9日がセガサミー、10日がENEOS。デーゲーム（開始時間は調整中）で入場無料の有観客を予定しており、三浦監督は「できるだけたくさんの方に来ていただき、球場の雰囲気づくりに協力してもらえれば」と大勢のファンに来場を呼びかけた。

　CSへ向けてファンのパワーも借りる。シーズン最終戦だった前日の巨人戦に0―1で惜敗。勝てば2位でCSファーストS本拠地開催だったが、無念の3位に終わった。敵地・広島に乗り込むことになったが、2試合はファンの歓声の中で行う「壮行試合」に姿を変える。

　「先発投手の調整とリリーフも実戦感覚を維持する。それがメイン」と三浦監督。

　9日は今永、10日は大貫とCSでも登板濃厚な主戦投手が先発。山崎に代わってシーズン途中から抑えを務め、足の張りで3日に出場選手登録を抹消された森原も復帰の予定だ。

　指揮官は「（森原の）体調は日々確認している。2日間、リリーフも分かれて投げる」とし貴重な実戦の場になる。

　当日は内野席から無料で開放し、順次外野席にも観客を入れる予定。今季、ハマスタでは観客動員数200万人を史上最速で突破。1試合平均3万2126人が詰めかけるなど日々熱狂に包まれた。

　大勢のファンの声援をエネルギーに変え、いざ敵地・広島へ――。壮行試合を経て、日本シリーズで必ず横浜に帰ってくる。（鈴木　勝巳）