ロッテ沢村 1168日ぶり先発は初回22球で降板 「先発するんだね」に「変な緊張感」で球走らず?

[ 2023年10月6日 18:29 ]

パ・リーグ   ロッテ―オリックス ( 2023年10月6日    ZOZOマリン )

<ロ・オ24>ロッテ先発・沢村(撮影・沢田 明徳)
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 ロッテの沢村拓一投手(35)が6日に出場選手登録され、同日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発登板。初回を1安打無失点に抑えて22球で降板した。

 試合前まで4勝3敗3セーブ14ホールド、防御率5.06という今季成績。4勝は全て救援によるもので、今季34度目の登板で先発は巨人時代の2020年7月25日ヤクルト戦(神宮)以来1168日ぶり、ロッテ移籍後では初となった。

 佐々木朗、種市ら先発投手の離脱が相次ぐなか、吉井理人監督(58)が“ブルペンデー”とすることを決断。「勢いのある、勢いをつけられる投手。初回のビッグイニングが一番嫌なので」と沢村を先発に指名した。

 「可逆性脳血管攣(れん)縮症候群」による約1カ月の離脱から復帰した沢村は先月24日に体調不良による「特例2023」で出場選手登録を抹消されていたが、すでに1軍練習に合流。登板は9月18日の西武戦(ベルーナD)で今季3セーブ目を挙げて以来18日ぶりとなった。

 初回、1番・福田に2球目の外角高め150キロ直球を左前打とされたが、2番・宗は全6球スプリット攻めで中飛に。3番・中川圭は外角低めスプリットで空振り三振に打ち取った。

 4番・森の打席で初球を投じる前に一塁へけん制悪送球。2死二塁と走者を得点圏に背負ったが、森に3球連続ファウルで粘られた7球目、外角低めスプリットを引っかけさせて二ゴロに打ち取り、得点は許さなかった。

 ベンチに戻ると、黒木知宏投手コーチ(49)とグータッチ。お役御免で降板となった。

 投球内容は1回で打者4人に対して22球を投げ、1安打無失点。1三振を奪って四死球なし、直球の最速は151キロだった。

 ▼沢村 予告先発が出てからいろんな人が「先発するんだね」と連絡をくれて、普段何も言ってこないチームの仲間も「頑張ってください!」と言ってくるので変な緊張感のなかで今日を迎え、緊張しまくって球が全く走りませんでした。でも次につなげることができて良かったです。あとはチームが勝つことを信じて応援します!

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