中日・根尾で最下位脱出!6回1失点の好投報われた 同学年の巨人・戸郷と初の投げ合いで技術吸収

[ 2023年10月1日 05:00 ]

セ・リーグ   中日2-1巨人 ( 2023年9月30日    東京D )

<巨・中>中日の先発・根尾 (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 中日・根尾が同学年の巨人・戸郷と初めて投げ合い、6回1失点。プロ初勝利は来季に持ち越したが、飛躍の可能性を確かに示した。

 「四球からの失点や粘り切れなかったことは反省ですが、チームが勝てたので。(個人でも)より勝つ確率を上げられるように」

 140キロ台後半の直球は球威があり、鋭く落ちるフォークは効果的だった。今季2試合計12回2/3を防御率0.71。劣勢で降板しても、味方が逆転してプロ通算27戦負けなしだ。

 大阪桐蔭3年時の18年に甲子園春夏連覇。同年U18日本代表として臨んだ練習試合で宮崎県選抜だった戸郷と対戦した。自身は正遊撃手候補として期待されながら伸び悩んだ一方で、戸郷は昨季から2年連続2桁勝利。「向こうの守備の時間が短いというか、どんどんストライクゾーンで勝負する。学ぶことがたくさんあった」。淡々とした言葉とは裏腹に、その表情には負けん気の強さが、にじみ出ていた。「投手・根尾」には伸びしろしかない。(湯澤 涼)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年10月1日のニュース