西武今井“楽天キラー”ぶり健在に「嫌なイメージを持たせられてるのかな」21年から8連勝

[ 2023年8月16日 22:48 ]

パ・リーグ   西武4―1楽天 ( 2023年8月16日    ベルーナD )

<西・楽>源田(右)と笑顔でポーズする今井(撮影・白鳥 佳樹)
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 大歓声に応えた。9回、本拠地の西武ファンからは「今井コール」。今井達也投手(25)は「勇気づけられた。もう1イニング頑張ろうという気持ちになった」と志願して9回のマウンドへ。3人で封じ、9回を6安打1失点の完投で今季7勝目。楽天戦は21年10月15日で勝利してから8戦8勝となった。

 初回を3者連続三振で立ち上がると、3回1死二、三塁では小深田を空振り三振。山崎に四球を与えて2死満塁となったが、小郷も空振り三振に仕留め「得点圏でボールに強さが出たり、打者に強いボールを見せておけば、変化球で三振が取れるようになった。今年は多いなと感じます」。その言葉通り、両者とも最後はスライダーで仕留めた。

 4―0の7回1死、島内に右越えソロを許して、連続自責0は52回2/3でストップ。「ゼロが続いていたので、楽天戦は。ホームランで取られるか」とマウンドでは苦笑いを浮かべたが、「取られたことを引きずって投げることはなくなってきた。それが失点少なくいける要因かな」と精神的な成長を示して最後までマウンドに君臨した。

 中6日で回れば8月末に敵地で再戦が予想される。「やっぱりイメージっていうのは凄く大事。名前が上がった時に、相手が嫌がる存在。その第一印象ってすごい大事だなと思ってるので、試合前から相手に嫌なイメージを持たせられてるのかなとは思います」と今井。何度、対策を練られても、上回る準備を淡々と進めていく。(福井 亮太)

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