【甲子園】広陵ナイン 土を持ち帰らず 中井監督「3年生を中心にいい選手たちでした。感謝しかない」

[ 2023年8月16日 13:57 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会第10日・3回戦   広陵3―6慶応 ( 2023年8月16日    甲子園 )

<広陵・慶応> 試合に敗れ、慶応の校歌を聴く真鍋(中央)ら広陵ナイン (撮影・後藤 大輝)
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 大会第10日の第2試合では、今春のセンバツ4強で、夏は5年ぶり24回目出場の広陵(広島)が延長10回の激闘の末、3―6で5年ぶり19回目出場の慶応(神奈川)に敗戦。準優勝した17年以来6年ぶりの8強入りはならなかった。

 3点を追う3回2死二塁から4番・小林隼翔(3年)の左前適時打で1点を返し、6回2死三塁からは松下水音(3年)の右前適時打で1点差。7回1死二、三塁から只石貫太(2年)の遊ゴロの間に3走・真鍋慧(3年)が生還し同点に追いついたものの、延長10回に勝ち越し点を奪われて敗れた。

 投げては、2年生エースの右腕・高尾響は立ち上がりの初回に2失点、3回にも1失点したが、中盤以降は140キロ中盤の直球にスライダー、スプリットなどの変化球を織り交ぜ、粘りの投球。尻上がりに調子を上げたが、延長10回に力尽きた。

 試合後、ナインは、土を持ち帰らず甲子園を後にした。中井哲之監督は「相手は研究してきていた」と試合を振り返り、「3年生を中心にいい選手たちでした。ここまで頑張ってくれて感謝しかありません」と2年生エースを称えていた。

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