阪神・木浪聖也という男 ライバル小幡の活躍を心から祝福「“なんであそこで代えるん”って思ったけど…」

[ 2023年8月5日 06:45 ]

セ・リーグ   阪神5-2DeNA ( 2023年8月4日    横浜 )

<D・神> 8回、糸原の適時打で生還した木浪 (撮影・須田 麻祐子) 
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【記者フリートーク】 何よりもチームを最優先に行動できるのが、木浪聖也という男だ。自己犠牲の精神は、グラウンド上での投手への声がけのみにとどまらない。7月26日の巨人戦では6回2死二塁で代打を送られ途中交代。だが、その後もベンチの最前列で同僚を鼓舞し続け、ポジションを争う小幡が7回に放った適時三塁打を心から喜び、祝福していた。

 「出場終わって、もちろん悔しい。“なんであそこで代えるん”って、もちろん思ったけど。でも、自分のできることが何かって考えたら、もうベンチで声を出すしかないから。チームが勝つためにという思いだけなんで、誰が打ったとかあんまり気にしていない」

 首位を走るチームの雰囲気に「相当良いと思う。みんなで一丸になっているし」と、一致団結の手応えを感じていた。決勝の適時二塁打に同僚たちが身を乗り出して沸く三塁ベンチ前の光景が、背番号0の言葉をそのまま表していた。(阪神担当・阪井 日向)

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