阪神・岡田監督、前半戦に満足 輝の完全復調には「絶対良くなるていう保証を、俺はよう言わん」

[ 2023年7月18日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神4―1中日 ( 2023年7月17日    甲子園 )

<神・中>最後を締めた岩崎(13)を迎える岡田監督(中央)(撮影・奥 調)
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 阪神・岡田監督は不振でも5番に昇格させた阪神・佐藤輝の本塁打を目の当たりにしても、完全復調には“半信半疑”だった。「そらあのホームランは大きかったよ」と認めた上で以降の3打席凡退に「ちょっとは変わると思ったけど…。絶対良くなるていう保証を、俺はよう言わん」と首を振った。

 もしも敗れていれば最多貯金18が半減していたところ。何とか2桁の貯金11を持って前半戦を終え、「いい時と悪い時の差が激しい前半戦だったけど、総合的に見ると、いい前半戦だったかな」と振り返った。

 15年ぶりに阪神監督に復帰し、5月には球団タイ記録の月間19勝(5敗)。交流戦以降はやや失速しても、単独首位で折り返した。「(大竹は)ここまで勝つとはね。(6勝5敗の村上は)勝ち星、負け数関係なしに凄い戦力になってくれている」。MVPには現役ドラフトで加入して7勝を挙げた大竹と初勝利を含む6勝で3年目の飛躍を遂げた村上を挙げた。

 後半戦は22日のヤクルト戦(神宮)で再開。「ローテーションで先頭に立って引っ張っていってもらいたい」と不振から復調気配を見せているエース・青柳に再び“開幕投手”を託す考えを明かした。右肋骨骨折で離脱中の近本、不調だった湯浅の復帰も近い。04~08年の1次政権中も毎年のように優勝争いを演じた経験を持ち、「夏のロードもありますけど、そこを乗り切って、勝負は甲子園に帰ってからと思ってる」とヤマ場を見据えた。(遠藤 礼)

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