NPB投手最重量122キロ 巨人・バルドナード 15日にも1軍昇格 ヤクルト戦へ向けて調整

[ 2023年7月15日 05:27 ]

川崎市のジャイアンツ球場で調整した巨人バルドナード
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 いよいよ巨漢左腕がベールを脱ぐ。巨人の新外国人左腕・バルドナード(前ナショナルズ3A)が早ければ、15日のヤクルト戦(神宮)から1軍に昇格する。この日は川崎市内のジャイアンツ球場でキャッチボールなどで調整を行い、1軍デビューに備えた。

 最速158キロの直球が武器で中継ぎの一角として期待される助っ人は身長1メートル96で、体重は今季NPB投手では最重量の122キロ。21年にはナショナルズで14試合に登板し、10回2/3で12三振を奪った。4位から上位浮上を目指すために緊急補強され、ここまで2軍で3試合に登板。パナマ代表として今春のWBCにも出場しており「高いレベルでやってきたので、それを自信にして投げたい」と語っている。

 入団会見の席で大塚淳弘副代表は「ペナントレースの勝負は8~9月。そのためにブルペンを強化したかった」と助っ人の獲得理由を説明した。チームは5月に救援防御率6・14だったが、腰痛で昨季登板機会のなかった中川が復活し、同月にオリックスからトレードで加入した鈴木康も奮闘。6月は同2・36、7月は同2・14と救援防御率が劇的に回復した。4位ながら首位・阪神とは5・5ゲーム差。巨漢左腕がフル回転すれば3年ぶりのV奪回も見えてくる。(花里 雄太)

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