巨人・原監督 7カードぶり初戦白星にちゃめっ気たっぷり「慣れてないものですから」

[ 2023年6月13日 21:56 ]

交流戦   巨人3―0西武 ( 2023年6月13日    東京D )

<巨・西>来日初勝利のメンデス(右)は原監督に祝福される (撮影・西川祐介)
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 セ・リーグ4位の巨人はパ・リーグ5位の西武に勝って3連勝。31勝29敗で今季最多タイの貯金2とした。零封勝ちは今季6度目。試合後に広島が敗れたため、巨人が5月26日以来18日ぶりにセ・リーグ3位に浮上している。

 巨人の貯金2は5月25日以来19日ぶり今季3度目。カード初戦白星は7カードぶりで、9年ぶり交流戦優勝へ向け首位キープとなった。

 3回、2死一塁から主砲・岡本和が左中間へ適時二塁打を放って先制。4回には丸のバックスクリーン左へ飛び込む9号ソロで加点すると、5回にはそれまで2打席連続3球三振だった大城卓がスクイズを決めて3点リードを奪った。

 投げては来日3度目のマウンドとなった先発左腕・メンデスが6回で96球を投げて6三振を奪い、毎回走者を塁に出しながらも4安打無失点と好投。開幕ローテーション入りして2試合に好投しながら白星に恵まれず右大腿二頭筋損傷で戦列を離れていたが、62日ぶりとなる来日3度目の1軍マウンドで待望の来日初勝利を挙げた。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――メンデスは6回無失点、三塁を踏ませず。

 「非常にメリハリの利いてるね、腕の振りがいい、最初の春先よりもまた違った強さを感じましたね。ケガの功名とは言いたくないですけど、やっぱり正しく時間を使っていたなという感じがしますね」

 ――6回、打席が回ってくる場面で会話。

 「私はもう復帰1戦目ということで…100球いかないぐらいでしょ、ちょうどいいなと思って。何となく打席に立とうとしていたものですから“何だ、そんな行きたいのかい”というような話のなかできょうに関してはもうバトンを渡そう、また次いこうということで、ピッチングコーチとどういう会話したかは…。なんか行きそうな感じだったものですからね、そこで自分の意思をしっかり伝えたというところですね」

 ――丸ホームラン、大城スクイズ、打線は。

 「効果的に1点、1点、1点という形で、積み重ねるまではいってないにしてもね、取れたなという感じはしますね」

 ――秋広が4打席全出塁。

 「今ここで語る必要もないぐらい非常に安定しながら、安定感のなかで特に今年は3番バッターという点でやっぱり4月、5月というのは非常に苦しみましたので、そういう意味では彼が1人入ってくれた、まだまだ手放しでというところではないですけどいい形で3番に入ってくれた、現在はですね、そういう感じで続けてもらいたいというところですね」

 ――カード頭を取って交流戦締めくくりへ。

 「交流戦に関して頭を取ったということはないんじゃない?あったっけ?慣れてないものですから、あしたはまたしっかりと戦っていきたいと思います」

 ――丸にホームランが出るように。

 「あの打順でああいうバッターがいるのは相手チームとしてはいい気持ちはしないと思いますね」

 ――岡本和も打点を挙げるとチームが乗る。

 「ですね」

 ――梶谷が2安打で交代。

 「きょうはかなり動かしましたんでね、きょうに関してはね、グッドジョブというところですね」

 ――ビーディも苦しみながら。

 「もう少し何というか、真っすぐに自信を持って投げてくれればね、いいとは思うんですが、あまり真っすぐに自信がないのか、変化球が多い感じがするね。最後は真っすぐ、真っすぐでダブルプレーという形になりましたけどね、まだまだできたてホヤホヤのリリーバーではあるけど、可能性は非常に多く、強いモノは持っているというふうには思っています」

 ――大城卓はスクイズもしっかり決めた、あの1点というタイミング。

 「やっぱり3点目、4点目というのは非常に勝負を左右するという点ではね。やっぱり1点、2点というのはリードしててもね、なかなか非常に難しい、3点でももちろんそうですけどね、でもやっぱり2点より3点、3点より4点というね、4点というのが一つの攻撃する上においては大事な点数だというふうにも自分の中では思っています」

 ――大勢が50セーブ。

 「この調子でね、20年ぐらいやってほしいね」

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