原巨人2連勝で再び貯金生活突入!菅野が5回2失点の力投 今季初登板で初勝利飾る

[ 2023年6月11日 16:40 ]

交流戦   巨人4―2ソフトバンク ( 2023年6月11日    ペイペイD )

<ソ・巨>9回、丸のソロにガッツポーズで喜ぶ菅野(中)(撮影・岡田 丈靖)
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 巨人は11日のソフトバンク戦(ペイペイD)に4―2で勝利。2連勝で貯金を再び1とした。右肘の違和感で出遅れていた菅野智之投手(33)が今季初登板初先発で5回2失点の力投。満を持しての復帰マウンドで“白星発進”を飾った。

 菅野は初回、先頭の中村晃に10球粘られるもスライダーで空振り三振。牧原大に中前打を浴びたが近藤、柳田を打ち取って無失点。3回は近藤と柳田に連続四球を与えてしまうなど2死満塁のピンチを迎えたが、柳町を三直に封じ無失点で切り抜けた。

 だが4回に先制を許す。野村勇に死球、三森に右前打されるなど2死二、三塁としてしまうと、中村晃には147キロの速球を左前に弾き返され2失点。ベンチの原監督は口をへの字にして心配そうな表情を浮かべた。

 それでも打線が丸の7号ソロを口火に3―2と逆転に成功。5回もマウンドに上がった菅野は近藤、柳田、柳町と強力クリーンアップを3者凡退。勝利投手の権利を手にして降板した。

 1点リードの6回は2番手の大江が先頭の栗原に四球、続く三森には死球を与えるなど1死二、三塁としたところで降板。不穏な雰囲気となったが3番手の菊地が甲斐を空振り三振に仕留め渾身のガッツポーズ。ここで再び原監督が立ち上がり投手交代。4番手の高梨が中村晃を空振り三振に打ち取り無失点。この回だけで3投手を送り出す“必死の継投”を見せた。

 その後も菅野の今季初勝利へ向け救援陣が好投。9回には丸がこの日2本目となる8号ソロが飛び出し、貴重な追加点。最後は守護神・大勢が締め12セーブ目をマーク。チームは2連勝で再び貯金生活に突入した。

 ▼菅野 内容的には良くなかったけど、球数も投げれたし抑えることができて良かった。(5回は)野手が逆転してくれたので、次は野手に恩返しできるように頑張ります。

 ▼秋広(5回同点タイムリー) 最近はチームに迷惑をかけていたので何とかしたかったです。先輩が繋いでくれ気持ちで打ちました。今年一番うれしいです。 

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