Wソックス ステージ4がん克服の守護神・ヘンドリックス、メジャー復帰登板 球場大歓声

[ 2023年5月30日 11:20 ]

インターリーグ   ホワイトソックスーエンゼルス ( 2023年5月29日    シカゴ )

がん闘病からの復帰登板で力強い投球を見せたホワイトソックス・ヘンドリックス(AP)=5月29日撮影
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 ホワイトソックスの守護神でがん闘病していたリアム・ヘンドリックス投手(34)が29日(日本時間30日)に本拠地で行われたエンゼルス戦に復帰登板した。

 1点を追う8回からマウンドへ。場内はスタンディングオベーションで復帰を祝った。敵のエンゼルスベンチからも拍手がおくられた。

 ヘンドリックスは21年にリーグ最多の38セーブをマークした右腕。同年、球宴に選出され、昨季も37セーブを挙げるなどオールスター3回選出、メジャー通算115セーブを誇る。

 今年1月、がんの一種である非ホジキンリンパ腫と診断されたことをインスタグラムで公表。母国・オーストラリア代表として3月のWBC出場が期待されていたが、それもかなわなかった。「完治させて、少しでも早くマウンドに戻りたい。“がん”という言葉に、妻も私もショックを受けたが、今回の困難も克服する」などと記していた。

 現地報道によるとがんは「ステージ4」だったという。診断の公表からすぐ治療に入り、4月に化学療法の最終クールを終え、インスタグラムで「REMISSION」と寛解したことを発表していた。

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