防御率0・37 オリ・舜平大、貫禄の7回無失点「悪い時でもゼロに抑えるのが先発の仕事」

[ 2023年5月5日 22:22 ]

パ・リーグ   オリックス6-0西武 ( 2023年5月5日    京セラD )

ヒーローインタビューを終え、ポーズを決める(左から)ゴンザレス、山下、シュウィンデル(撮影・平嶋 理子)
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 オリックス・山下舜平大投手(20)が5日の西武戦に先発し、7回で6安打を許しながら、8三振を奪って無失点。無傷の3勝目を挙げた。

 西武とは3度目の対戦。「真っすぐを普通にはじき返されていた」と自身も感じたように、敵から研究されていた雰囲気があった。それでも2回の2死満塁など得点圏に走者を背負ったイニングが3度あったが、これをしのぎ、得点は許さず「ピンチで抑えられたのが良かった。悪い時でもゼロに抑えるのが先発の仕事ですから」と胸を張った。

 マウンドでは「投げ急がず、慎重に一人一人アウトにしていく」と自分に言い聞かせたようで、最速158キロの直球に加え「フォークボールがいい落ちをしてくれた。(速球を捉えられたが)カーブ、フォークで試合をつくれたのがいい」と駆使した。

 プロ初登板だった開幕戦は5回1/3で1失点、勝ち負けは付かなかった。その後は5回、7回、7回と無失点を続けて3連勝。防御率はついに0・37まで良化した。山下は「いつかは点を取られると思うけど、取られた後をしっかり抑えるようにしたい」とどこまでも冷静だった。

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2023年5月5日のニュース