クリーブランドではア・リーグMVPはラミレス一択 値千金の逆転2ランでガーディアンズWCS先勝

[ 2022年10月8日 08:58 ]

6回、逆転2ランを放つガーディアンズのホセ・ラミレス(AP)
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 ア・リーグのワイルドカードシリーズ(WCS)第1戦が行われ、第3シードのガーディアンズが第6シードのレイズに2-1の逆転勝ちした。

 6回に1点を先制されたが、その裏、主砲のホセ・ラミレス(30)が左腕シェーン・マクラナハンのチェンジアップを捉え、右中間に逆転の2点本塁打。「チェンジアップを待っていた。前の打席はそれで打ち取られていたし、本当に真っすぐに見える。だからチェンジアップにタイミングを合わせて、力が入りすぎないよう反対方向を狙った。うまくバットに当てられた」と話した。

 最初の2打席は空振り三振、投ゴロだったが、第3打席、ストライクのチェンジアップ、ボール球のカーブを見逃したあと、3球目88・3マイル(約142キロ)の外角球を右中間に運んだ。プログレッシブフィールドに地元ファン3万人の「MVP」コールが鳴り響く。ア・リーグのMVP論争は全米ではアーロン・ジャッジ対大谷翔平となっているが、クリーブランドのファンにとってはラミレス。29本塁打、126打点で、チームの絶対的なリーダーだ。

 ラミレスは試合後「そう認識してもらえて本当にいい気持ち。彼らは世界一のファン。大喝采を浴びられてよかった」と話した。チームメートのオースティン・ヘッジズ捕手は「毎日3番サードでプレーして、走塁面でも、クラブハウスにいても、うちのエネルギー。彼がMVP。みんなで彼の背中に乗っかっている」と称えていた。

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