阪神・佐藤輝 球団史上最年少の「開幕4番」で3安打1打点も笑顔なし「いいところで打てるように」

[ 2022年3月25日 22:52 ]

セ・リーグ   阪神8ー10ヤクルト ( 2022年3月25日    京セラD )

<神・ヤ(1)>4回2死二塁、佐藤輝は左中間に適時二塁打を放つ。投手大下(撮影・北條 貴史)
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 ドラフト制以降では球団最年少となる23歳12日で開幕4番を務めた阪神・佐藤輝は、適時二塁打含む3安打1打点と躍動。それでも2点を追う9回は右飛にたおれ、唇をかみしめた。

 「ヒットも出ましたけど、最後も打ち取られたので。いいところで打てるようにやりたいと思います」

 昨年の開幕同様、スタンドには父・博信さんと両家の祖父母が応援に駆けつけた。父方の祖父・勲さんは昨冬に腰を手術し、懸命なリハビリを続けてこの日の観戦にこぎつけた。「ドキドキしていて楽しみ。とにかく4番というより、チャンスで打ってほしい」と願う父の想いに応えたのは4回2死二塁。大下から左中間への適時二塁打を放ち、今季初打点を記録した。

 「大学の時は4番だったので、特別な感情は…。客観的に大したもんだなとは思います」

 心強い大応援団は開幕の残り2試合も観戦予定。次こそは「ここ(京セラ)だけ本塁打を打っていないので、ぜひ打ってもらいたい」と語った父の願いをかなえる。

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2022年3月25日のニュース